「本当に面白い」5巻以内で完結するおすすめの漫画を紹介する

osusume-ranking.hateblo.jp

 

この手のシリーズにはうんざりする。
紹介者が「絶対に読んでいない」からだ。イケハヤ大先生尊師もそうだが「5巻以内」でサーチを掛けてそこから「評価の高いもの」を集めて後は適当に順番を入れ替えているだけに過ぎない。それ自体は悪くないし、ブログを見ている読者にとっても「絶対的な無難感」から安心して買えるだろうが、それなら、「ネット調べたんですけど5巻以内で完結して面白いらしい漫画一覧があるので紹介します。5巻で終わらなかったらすみません」というタイトルにすべきだ。

 

特に、上の記事では「真説・ザ・ワールドイズマイン」をランキングの1位にしている。ポケット六法かよ!というぐらいの分厚い本を「1巻」として扱うかどうかを紹介者として何も考えなかったのかと思う。

 

僕が紹介するのは僕が読んで、読んで、貧乏を苦に売って、買い直して、貧乏を苦に売って、ブックオフを駆け回って、「4巻だけ売ってない!」と嘆いて、買い直して、読んで、読んだ本です。オススメです。

 

 

 

五年生(1) (アフタヌーンKC)

五年生(1) (アフタヌーンKC)

 

 

げんしけんで知られている木尾士目の作品。

しょうもないミスで大学5年生になってしまった明夫と卒業してバリバリ働く芳乃のズレから始まる破壊や、大学生のドロドロな人間関係を描いたもの。

感情の機微の表現が良い。げんしけん以降は、この感情の機微を薄め、キャラクター造形に凝り始めたので僕としては残念。げんしけん2代目に至ってはそれをまた300倍くらいに薄めたものなのでもはや別人。ぢこぷりに至っては存在していない。

 

 

花園メリーゴーランド 1 (ビッグコミックス)

花園メリーゴーランド 1 (ビッグコミックス)

 

よそ者が入らない閉鎖的な村にある独特な性風習に巻き込まれてしまった主人公の相浦。艶やかで官能的な性描写と狂気に近い村意識が面白い。「田舎って温かみがあって親しみやすい」と言う人もいるが、僕にとっての田舎はこういう閉鎖的な印象。

 

 

レベルE (Vol.1) (ジャンプ・コミックス)

レベルE (Vol.1) (ジャンプ・コミックス)

 

 いわずもがなの人。早くハンターハンターの続きをお願いします。

 

 

こういう漫画もあったんだ!と購入のきっかけになれば幸いです。